敷金は何故必要なのか

賃貸不動産こぼれ話  |

住宅に住むには住宅を購入するか住宅を借りるかのどちらかの選択が必要です。そして、賃貸で住宅を借りるときは大家さんに家賃を支払わなければなりません。大家さんとは会社法人の場合もあれば、個人の場合もあり、どちらの場合も不動産管理会社に家賃の回収も依頼している場合が多いです。その他にかかる費用としては、まず最初に敷金が挙げられます。賃貸物件の場合、新しく借家人が入る前に内装のリフレッシュをしなければ新しい借家人に入居してもらうわけには行きません。

どんなに以前住んでいた人が綺麗にその住宅を使用していても、引越した後の住宅の洗い(建築用語で住宅の内の全ての掃除のことを言います)はしないといけません。これにはやはり専門業者に費用を払って大家さんが依頼しないといけません。その費用は洗いだけでも一件10万円程度はします。そして、壁紙のくすみやシミなどは張替えとなり、これにも部分的であっても10万円程度はします。その他部分的な内装補修には数十万円かかる場合も珍しくありません。その分の費用はこれから賃貸物件を借りる本人が、同じことを次借りる人のためにしないといけない内容です。その費用の一部または全部を賄うのに、敷金が必要となるわけです。ちなみに、外装や水道電気ガス設備の本管関係の故障は大家さんの方で費用負担しますので、これはどちらかというと家賃や管理費という形で毎月借りている人が支払います。

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