住宅と気候の関係性について

家というのはその土地の気候に合わせて発展してきました。例えば、日本は高温多湿の気候です。日本の住宅は夏に合わせよと昔から唱えられてきました。とはいえ、世界的にはそのような特徴がない住居だって多くあります。

例えば、私が南アジアの方を放浪して見てきた建物にはあまり特徴はありませんでした。都市部は普通にコンクリートのビルでしたし、郊外の田舎の方に行けば日干し煉瓦の家も多かったです。生活の知恵を反映したものなのか分からないところでは、やたらと戸がついていなかったりとか(多分、風通しのためかと・・・雨も少ないですし)その程度ですね。

一つ言えるのは、生死にかかわるような極限の環境までいかないと住居というのは発展していかないのかなということです。生死にかかわるのは寒さです。寒い土地ほど冬の寒さをしのがないと生きていくことはできません。つまり、寒い土地ほど住居に知恵を施し発展させてきたと言えるでしょう。

最近の日本でも北欧住宅が人気のようです。スウェーデンなどをはじめとした北欧住宅の特徴は、高気密・高断熱のつくりです。日本なら、夏になったら暑いんじゃないかという意見も聞こえてきそうですが、冷房効率がよくなるのでエアコンを入れれば快適に過ごせますよ。特に日本でも涼しい地域では北欧住宅は人気のようですね。例えば、有名な北欧住宅メーカーのスウェーデンホームジャパンは岡山県を中心とした西日本で人気の注文住宅です。

こだわりの注文住宅を建てようと思うなら、世界の住宅を調べてみるといいでしょうね。もしくは「輸入住宅」などで調べても色々と知らない情報が出てくると思います。是非とも世界の住宅についてチェックしてみて下さい。楽しいですよ。
Weather forecast concept

不動産の教科書カテゴリー